■内容
柔道やスポーツの指導に関わる人々が、発達障害に対する運動の効果や指導者の役割、凸凹の子供たちとの関わり方、運動プログラムの作り方などを知ることで、発達が気になる子が輝くようになります。
■著者について
西村健一
島根県立大学准教授。専門は特別支援教育学。公認心理師。臨床発達心理師スーパーアドバイザー。発達障害の研究者で、認知や行動に関する論文を多数発表している。著書に「子どもが変わる! ホワイトボード活用術( 見る・聞く・書く・話す・参加するために)」読書工房(2017/11/30)(共著)などがある。少年柔道クラブ及びスペシャルオリンピックス日本柔道プログラムの指導者。
長野俊秀
ユニバーサル柔道アカデミー代表。四国中央市役所発達支援課( 子ども若者発達支援センター) 勤務。一般財団法人愛媛県柔道協会理事。発達障害コミュニケーション中級指導員。心理学NLP プラクティショナー。2015 年9月、愛媛県四国中央市にて、発達障害のある子もない子も共に柔道ができる環境を目指して、少年柔道クラブ「ユニバーサル柔道アカデミー」を設立。
浦井重信
一般社団法人児童基礎体力育成協会代表理事。プロスポーツトレーナー協会公認メディカルトレーナー。柔道整復師。整体師。大阪府堺市にて、文武両道の放課後等デイサービス「みらいキッズ塾」を運営し、発達障害のある子供に対して柔道を中心とした運動プログラムと学習支援を行っている。少年柔道クラブの指導者。
酒井重義
特定非営利活動法人judo3.0 代表理事。宮城県女川町在住。東北大学法学部卒業、同大学大学院法学研究科博士課程前期修了、都内で弁護士として活動後、社会をよりよくするポイントは「運動」と「つながり」を軸にした教育や福祉の再構築にあるとの認識に至り、福祉系ベンチャー企業での勤務、発達障害のある子供たちに運動療育を提供する福祉施設の運営などを経て、2015 年1月、judo3.0 の活動を開始。少年柔道クラブの指導者。
■情報
単行本(ソフトカバー):62ページ
出版者:特定非営利活動法人judo3.0
言語:日本語
ISBN:978-4991128004
発売日:2020/5/29
サイズ:A4
図書分類(NDC):C0037
■目次
はじめに
第1 章 発達障害に運動で挑む理由
1-1 発達障害の種類と診断
1-2 指導者ができる三つのこと
1-3 指導者とは「栄養」と「薬」を届ける人!?
1-4 現場からみた柔道とスポーツの可能性
第2 章 子供との関わり方
2-1 指導の工夫の仕方- 応用行動分析-
2-2 指導者が直面する4つの問題行動
第3 章 運動プログラムの作り方
3-1 運動プログラムを作る視点
3-2 体幹の動きを改善する
3-3 バランス能力を育む
3-4 体幹とバランスQ & A
3-5 複雑な動きができないときは単純な動きを
3-6 運動遊びの活用
第4 章 コミュニティの進化を促す
4-1 コミュニティの課題を改善する四つの行動
4-2 少年柔道クラブ「ゆにじゅ~」の運営
4-3 福祉施設「みらいキッズ塾」の運営
4-4 コミュニティの可能性が見える二つの視点
あとがき